冬の勉強会

始まりました。これから三週間ほど。人によってはほぼ休みなし。

初めの一週間ぐらいは疲れちゃうみたいだけど、それを乗り越えれば楽になる(慣れる)。

こっちはもちろん頑張る。短期間の人もいる。もう何年も通っている人もいる。

私は出し惜しみはしない。その人が望むならどこまでもさらけ出す。

学年は特に意識しない。もちろん年齢も。

短期決戦だけど、その分関係は濃密になる。お互いを知るということは向こうもこちらも気持がわかりあえるという利点がある。

したがって、その後にはさらに伸びてくれる子供が多い。

結果を出すことがうちのような仕事の役目なのは当たり前。

できるなら、もっと、もっと上。

長くいる子は得意科目がほぼ数学。うちの看板は数学なら「無限塾」となっている。

毎日私は見ている。そうなんだよな、と思う。だから手は抜けない。

数学が伸びるための方法の一つとして「時間をかけて考える」ということがある。

問題を解くときに「あの問題だ」という程度の問題がある。でも、難関にはそんな問題以外も出題される。

そのとき、ノーヒントで、どうアプローチするか。その時は一人で対処すいるしかない。

失敗したら、親に叱られたり、先生に勉強不足と言われるような些細な結果では済まない。

答えだけを知りたいという人がいる。問題外。

解き方を知ればすべてが解決すると思っている人がいる。だったら問題集の題名でそんなことを謳ってるものがたくさんある。けれど、その通りに行く人間は少ない。全てを調べたわけではない。けれど、結果を見れば歴然。

一年間で全てをクリアーする・・・不可能ではないかもしれないが、他の教科が完璧なら。

やっぱり時間はかかります。

話がずれちゃったけど。とにかくこの三週間頑張りましょう。

好きなだけの曲です。他意はありません。


 

楽しいことを想像してみる

何か楽しいことを夜に想像してみる。

朝起きてから考える余裕があればその方がいいかもしれないが、そんな余裕のある朝はなかなかない。

したがって、夜に何か楽しいことを考える。そして少しほくそえんで眠りにつく。

明日にはいつも希望をもって臨むのがいい。

そして、いい夢を見れればいいのだが、夢を見るような寝方をする余裕もない時がある。

ほんのわずかな時間、そう、受験生なんて気を緩める時間なんてない。

だから、ほんのわずかな時間だけ楽しむ。一日頑張った自分になにか御褒美をあげる。

先にはもっといい御褒美が待っているから、せめて今はそれぐらいで我慢してほしい。

頭の中は常に自由だ。それを忘れずに。

疲れをいやすような寝方をしてください。睡眠不足は可能な限り避けてください。

ゆっくり眠ってほしい。明日はまた頑張らなければならないんだから。


 

得なのか、そうでないか

子供たちと接点をもつことが多い職業の身として。子供っていうのは面白い。

勝気な子もいれば、反骨精神の強い子、とにかく従順な子、全てに疑い深い子・・・

ジャンルなんてわけれらないほど皆が違う。

どの子も面白い。いつかは同じような表情をして、訳知り顔な笑顔を覚えてくだらない大人になってしまうかもしれない。

けれど、子供は違う。とにかく面白い。夢はあるし、希望も、そして若さと、まだチャレンジするだけの時間。

こんな人たちと接点を持つことができるっていうのは幸せなことだ。

そこで、そんな子供たちが勉強することを邪魔しているのって何かって考えることがある。

ゲーム、ネット、マンガ、部活、テレビ・・・・いろいろ考えるだろうが、左の中で邪魔してるのは一つだ。

さらに、もっと厄介なことがあるが、それはここには書けない。ただ、たくさん薄めて話をぼんやりと広げて言うなら、言える。環境だ。

子供たちのことを考えるなら真剣に考えて欲しいし、子供は世界の宝なんていうなら、もっと考えてほしい。

厄介で、手間がかかって、わがままで、言うことをきかない・・・それが子供でしょう。
妙に分別臭い子供のほうが気持ちが悪い。

そのことを前提として考えるなら子供を育てることに全力を注ぐのは得なのか、そうでないのか。

そんな表現はおかしいと思うかもしれないが、あえて使っている。次世代が今よりもすぐれているような社会。
このすぐれているという言葉もあえて使っている。

甘やかそうなんて言ってるんじゃない。子供たちには厳しくしていいんじゃないのか。

子供はペットではない。やがて大人になるんだから、もっと期待してあげたい。
いや、期待しようじゃありませんか。

たんすに入れておくような宝ではないけど、宝であることは間違いない。

 

解けない

その問題が解けない。と言うがどうも意味がいろいろあるようで。

解説を見ても理解できない。そもそもその発想が出てこない。などなど・・・・

基本を忠実にと言ってしまえば簡単だが、どうも本人にとってはそんな簡単な話ではないようだ。

とりあえずは理解しているけど、その単元の問題の解答を作る段階になると・・・・
チャートを勉強しているときはわかるんだけど、テストに出されると・・・
解説を聞いているときからよくわからない。
数学が嫌いだ。

とまあ、千差万別だ。

その一つ一つにはそれなりの答えがあるが、かなり根深い場合もある。もちろん、ほら。ああそうか。
なんて場合もある。

原因はそれ以前に存在するという言葉がある。

そう、たいていの場合はかなり前にあることが多い。中学生なら入学して数カ月、高校生なら一か月もあればついていけなくなっている。

詳細はいつかに回すことにするが、とにかくわからない場合はすこしでも早く対処したほうがいいと思う。

そこで、どうやって対処するかが問題となるわけで、いろんな手段の中で宿題を埋めるというのは数学に関しては大抵当てはまらない。そんなことはないと反対されそうだが、これはこの地で長く学習塾をやってきた立場としての意見だ。
まじめに宿題を埋めることに時間を費やす人の多くは、たいていラビリンスに迷い込む・・・事が多い。

その程度でいい人は悩む事も少ないだろうが、たいていは意識の高い人間ほど悩む事が多いのも事実だ。

さあ、どうしよう。万人にきく処方箋であればいいのだろうが・・・

うちに通う子供たちはいつも見ているので、こちらから目が届くし対処ができる。

もし悩んだらどうぞ。そしてできるなら早めに行動してほしい。

目標の高い人、待ってます。

目標が見つからない人、待ってます。

お話しましょう。繰り返すけど、できるだけ早めにね。

ちょっと長いですけど、題名がいい。もちろん曲も、演奏も

養老孟司

解剖学者。著書多数。昆虫好き。東大名誉教授。

まあ、軽く検索しただけでも彼の情報はいくらでも出てくる。

彼の著書を読んだことがあるだろうか。「バカの壁」なんてベストセラーがあったが、世の中は何も変わらない。

ペンは武器よりも強し・・・そんな時代もあったのかも。

もし、今それを言うなら、投稿映像は武器よりも強しってところか。

写真の笑顔とは別に、エッセーの内容は上記も含めてかなり辛らつだ。

辛辣だというのは一般的な表現で、私はそうは思わないのだが。

溜飲が下がるというか、代弁してくれているようで読後は心地よい。

まあ、酒を飲まない私にすればそんなことですっきりするしかない。

好きなことだけに囲まれていたら、そのうち何が好きなのかも判断できなくなるかもしれないからバランスを取ることが必要だし、そういった意味では世の中はうまくいっているかもしれない。

数ある著作でも、彼が口述筆記されたものではなく、彼が書いたものを読んでほしい。

それで彼のことが嫌いになったら、それはそれでいいし。へぇっと思ったら、もう少し読んでみてくれたらいい。

バートランド・ラッセル。かれは哲学者だが、彼の哲学書が困難だったら、エッセーもたくさんあるので、読んでみてほしい。

そうしたら、ヴィトゲンシュタインも読んでみたら。そうしたらポパーも。

それで頭が疲れたら、ライアル・ワトソンをお勧めする。まるで、異世界の話しのようで面白い。
彼は自然学者だが、フィールドワークの著書がなかなか面白い。

森毅もどうかな。数学者だけどエッセーも面白い。

少し硬くなるが岡潔の著書もどうだろう。彼も数学者だが、古き(こんな表現は本意ではない)良き日本人の姿を垣間見ることができるかもしれない。

そうそう、夏目漱石の唯一の弟子寺田虎彦がいる。彼は物理学者として後世に偉大な学者を輩出している。
これはあまり好みではない。

全くジャンルが違うけど、どうせ読まなきゃいけないなら、学生は小林秀雄は読んどかなきゃね。
彼の文章は簡潔で、そして難解だ。

ひねくれてることに自信がある方には、A・ピアスね。

並べてみただけ、だけど。たまに自分の書棚を眺めていると時間を忘れてしまう。
これも楽しい。

好きなだけで、今回は深い意味なし。

 

春を自分で呼んでおいで

ここにも何度か書いたのだが、今年のセンター試験の数学は見通しが立ちにくい。

全てを網羅ししょうとして、まんべんなく造られた問題集。

毎年こんなわけではなかった。とりあえずこんなことは訊かれるだろうということをまとめていた。

ところが、今年は風呂敷を広げてしまってどうしようもなくなっているようだ。

そこで、提案。

受験に挑む子たちは与えられた問題を最低一回は見直してほしい。解けた解けないにかかわらず。一回は見直した方がいいと思う。そして、40分で解答が書けるように練習することをお勧めする。40分というのは短いと思うかもしれないが、本番で高得点を取る子たちは初見でこれぐらいはざらにいる。英語は同じ文章を二回読んでも・・・

単元別をやっているのは今の時期だと、ちょっと焦る。総合で練習しないとね。

一か月が過ぎたら二次対策が待っている。とりあえず、今は忘れてセンター対策。

これに専念した方がいい。

何度も書くが、これをこなさなければ二次はやってこない。このことを忘れないように。

一次と二次の配点がの比率なんてこともあるから、いろいろ作戦が個々にあると思うが、今の時期からは一点でも多くとっておくことだけを考えてほしい。

とんでもない低気圧と雪に見舞われているが、春のこない冬はない。

どうせなら、自分で春を呼んで来い

センター数学にちょっとだけ

いろんなところで迷走しています。

今、不安になっているのはあなただけではないです。新課程に移行するときはよくあるんだけど、今回はけっこう大きく変化したので、人も問題集も迷走しています。

自信を持って言い切れることはⅡBはそんなに変化なしってぐらいか。ただ、計算量はきつくなっている気がします。

簡単に高得点(190点以上)を狙おうなんて算段はしない方がいいと思います。昨年まではそんなことが言えたんだけど。

何点かなんて言うのは、個々じゃなきゃいえません。けれど、これに関して高望はやめた方がいいとアドバイスしたい。

開けてみなきゃ問題はわからないけど、新課程に移行するときは気をつけてください。

模擬試験も問題集も迷走している姿がありありです。

目の前の問題をこなすことだけに集中してください。

これは出題されない。←これは出てほしくないの希望的観測。

わからないんですよ。だれも。あなただけではない。不安に思うことはありません。

ⅠAのセンター用問題集を今年は出版しない有名予備校があるぐらいですから。

センター対策なんて一か月前からなのを、半月も早く始めたのもそれを懸念してなんです。

インフルエンザの予防注射しました?

今週も天気は大荒れになるようなのでそういった対策も。

これから、数カ月は世の中のことは気にせずに集中してください。

Let’ rock & roll( (さあ、進もう)というわけで、その名曲を

景気づけにもう一曲

ええい最後に超一発屋

さあ、始めよう。
 

受験生を励ましたかったんだけど

いろんなことが昨日はあったようで、衆議院選挙は国民に信託されたことなんだから、責任は国民に戻ってくる。

選んだのはあなたたちでしょう。(←誰が言ってる?)まあ、どう思おうがつけは国民に。

選ん人間が悪い。任命した人間が悪い。オイオイ。教科書か。

なんてことを考えつつ「公」というもののウソ臭さを感じる一日だった。

と、まあ、くだらないことはいいとして。(政治は大事だよ。でも、それに付属する選挙と○○家は・・・)

受験生は強気、強気、強気。いろいろ悩んで選択した自分の進みたい道がやっと開ける時期が近づいてまいりました。
幸いなことに、誰かに委託したものではない自分たち努力が全てを結論付ける。

んんん、なんて潔い気持ちのいい話だ。おべっかもいらない。嘘もいらない。かっこつける必要もなければ、健全なふりをする必要もない。

もう悩む時期ではないから。ひたすら自分を信じてくれればと思う。費やした時間があなたを裏切らない。

ちなみに「健全な肉体に健全な精神が宿る」なんて言葉を信じていない。

信じたいとは思うが、それって関係ないでしょう。

健全な精神なんて言葉も微妙だけど、あるとすれば勉強してても、何をしてても宿るよ。

逆もまた然り。

狭い視野で枠組みとかグループ分けはやめてほしい。人は周囲の影響で変化する。少なくとも子供の頃は。

つくづく、教育って必要だなって感じた一日でした。ねえ、センセー。

選曲に深い意味はあります。けれど、好きだっていうのもホントの気持ち。

 

本の選び方

年間100冊も読む人間がいる。1週間に2冊。

年間20冊読む人がいる。これって本読みの中で最も多い割合かもしれない。

雑誌を差別するのではない。中には一冊の本よりももっと中身のあるものがあるかもしれない。

年間20冊。10年で200冊。

本のために猫ビルなんてものを建ててしまった立花隆氏は例外として、趣味だけでどれだけ本に触れるのだろう。

「造りものじゃねぇか」「本だけ読んだって」「時間が無い」「仕事で必要な本なら」

まあ、いろいろと意見はあると思うが・・・・

読書をたしなむ習慣のない人間を非難する気は毛頭ない。そういった人とはたぶん、どこまで行っても平行線だろう。

さて、どうやって読む本を選ぶのだろか?これが本題だ。

一冊読んで、面白かったらその作家の別の作品を読む。あるいはメディアで紹介された本を読む。
人に勧められたから読む。流行っているから読む。

でも、経験上の話だけど本屋さんに行けば自分の読みたい本が目に入る気がする。ただ、どうしてだろうか最近は本屋さんに行っても見る気がしないというか、あまりにも恣意的に並べられている気がしてならない。

どんな映画なのか、ストーリーを全て紹介されたものを目にしてから観るのってどうだろうか。

本は題名が80パーセント。それが私の本の選び方だ。そして著者。

少なくとも、ある程度の本を読んだ上で話が通じるような会話をしたいと思うのだが、悲しいかな周りには少ない。それは私を取り巻く環境か?

フリータイムに何をするか。私は一人で楽しめるものが多い。これはあまり良くないかもしれない。
と年末になって少し反省してみたりして。

努力

必死にノートの上で鉛筆を動かす子がいる。全員ならばうれしいがそうもいかない。

動かしている子のなかでも、成績に比例すること、しない子がいる。費やす時間は同じとして。

この差はいったい何だろうか?

頭のデキのよさかって?そんなことはない。

一番の理由は集中力なのだ。

手を動かしているが、頭の中では別のことを考えている。あるいは一字一句首ふり人形のようにただ文字を羅列しているだけ(このパターンは非常に多い)。

集中力というのがここでクローズアップされることになる。そしてそれを継続すること。

んんん、簡単にはいうけど・・・難しいことだ思わずにチャレンジしてみて。

一言でいえば「慣れ」ってことに帰着するかも。

一人で頑張らなければならないことだけど、バックアップも必要なんだろうなと思う。
子供に強いてもかわいそう。応援してあげてほしいなあ・・・・

勉強だって、だれかが強制しなければならない時期とかってあるんだと思う。

でも、それがずっとだと互いにたまらないけど。