本なんて一言で言ってもその分類はすさまじく、小説もあれば評論文を集めたもの、自然科学に関する専門書・・・その中でもホラー、恋愛・・・・なん て具合にいろいろあって、その用途目的で別れてしまうわけで、そんなことを考えていても勧めないので頭に浮かんだものからあげてみることにする。
誰に向けてとかは特にない。そのうち同好の士でも連絡をくれれば楽しいかもしれない。
「百年の孤独」 ガルシア・マルケスを よく勧めているのだが、まだ読んでくれた人間は一人しかいない。今年の春に天に召されれた彼の作品はたくさんある。書評を書く気はないので、気になった人 間は書店でてにしてくれればいい。その時にレジに持ち込んだ人間なら、その他の作品も読みたくなること請け合いだ。けれど、かなり危険な魅力があるのでご 注意を。
「新編バベルの図書館」I.Lボルヘス第六巻までもあるので、秋の夜長どころかひと冬楽しめるかもしれない。彼の作品も載ってはいるが彼が編した作品集で読みごたえは十分だ。独特の世界観を持つ作品ばかりで、物語の楽しさが感じられるはず。
「サイエンス入門」わかりやすいというと軽んじられるかもしれないが、軽く知りたいというにはいい書物である。ここから深く掘り下げたいと思ったら、個別に専門書にとりかかればいい。
ホラーではないのだが、「数学者はキノコ狩りの夢を見るか」なんてDVD(私は国営放送でみた)は「神の数式」同様かなり怖い。まるで無限地獄に引き込まれそうな気がする。
「数学を使わない数学の講義」小室直樹は何処か小馬鹿にしている感があって好きだ。
だんだん、中身が塾っぽくなったので、元に戻していく。
最 近とはいってもここ数年小説をまた読み始めた。子供の頃に読んだ世界文学全集なんというどこが世界なのかわからぬものから、ヘミングウエーを読みふけった 中学のころ以来しばらく、というかずっと小説から離れていたのだが、この年齢(幾つだ)になって再び小説の面白さを感じ始めている。
どうせ作りものなら、思い切り造られた物語のほうがおもしろいという持論である。中途半端な実話なんてつまらん。と思っている。歴史は近代史がおもしろい。
「人類が知っていることの短い歴史」ビルブライソンなんていうのもおもしろい。
「ヨーロッパの100年」なんかも。
とにかく乱読をお勧めしたい。(これは塾長として)読書タイムなんて馬鹿な時間を作っている学校があるみたいだけど・・・強制して時間とるなんてね。