まだ今年を締めくくるには随分と早いのだが
今年は随分とこのような話を耳にした
話本人は至極真面目に話をしているのだから
おそらく本人はそれを理解?
いや、信じているのだろう
聞かされるなら
楽しいか
ためになるか
どちらかがいいのだが
選ぶわけにはいかない
なんせ勝手に話し出すのだから
昔、親しかった友人がしばらく会わぬ間に
怪しげな宗教にはまってしまった時の様子を思い出す
仲間数人でどうにかしようとしたが
根拠のない話を言い続ける
そのうち皆が声を荒げるような事態になったのだが
それでも本人は根拠のない話をを言い続け
やがて、数人の仲間が辟易した
挙句の末には周りに説教をし始めた
もちろん彼の話を誰も真に受けてはいなかった
やがてマインドコントロールが解けたのは
それから数年もかかった
けれど彼がそれからしばらくして会った時に言った
実は信じていないふりをしているだけなんだと
まあ、大人になってからは質が悪い
そんなことを
随分と耳にした
見ざる聞かざる言わざる
かくも難しい