わからないから面白い。
それにしたっていろいろある。例えば、手品。最近はもっとしゃれたイリュージョンなんて表現もあるが。
あれは種を知ってしまえば面白くない。上手にだましてもらってくれて楽しめる。
オカルト。わからないから面白いとは言わない。わからないから怖い。あるいは信用しようとしない。理由もわからずなら、どちらも大差ない。
わからないことを、わかろうと努力すれば、いずれわかってしまうことがある。だったら、つまらないじゃないかって?
そんなことはない。むしろわかっていることの方が少ないぐらいなんだから。
だから、次々とわからないことは増えてくる。そう、知れば知るほどわからないことは大きくなっていく。
そしてまた、それを知ろうと努力する。
いわゆる好奇心はこうやって大きくなる。
しったかして画面を指でスライドさせる輩の話は、だからつまらない。
言葉の通じない人間と話をしてるんじゃないんだから。
何に対して好奇心を膨らませるか?
それは個人の好み。
こういった面でも勉強は必要なのかもしれないと思う。
それは、ある種のマジックのように楽しい。